消費者庁 コンプガチャ 見解 [ビジネスと経済]
消費者庁 コンプガチャ規制騒ぎに対して 「まだ検討段階」の構え
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【コンプリートガチャとは】
ソーシャルゲームにおいて、特定のアイテムをそろえるとレアアイテムが入手できることを、「コンプリートガチャ」といいます。
「ガチャ」は、カプセルトイ（ガチャガチャ）からきた名称です。
1回数百円でゲーム内アイテムが入手でき、さらに特定の組み合わせがそろうとレアアイテムが手に入るので、どんどん買っちゃうんですね。
【コンプリートガチャの現状】
コンプリートガチャに関する苦情や被害はどういった状況にあるのか、国民生活センターによると以下のような見解です。
コンプリートガチャに関する相談件数のみをピックアップすることは、データベース上、困難のようですが、その上で、コンプリートガチャ関連の相談内容の一例について、3件の相談内容を明らかにしております。
【事例】
事例１：強いカードを購入するため、ガチャポン方式でチャレンジしたところ、5万円を請求されてしまった。
事例２：カード会社より高額な利用請求（2カ月で約50万円）があった。調べてみると、中学生の子供がゲームを利用していた。問題のあるゲームなので請求を取り消して欲しい。
事例３：中学1年生の息子が友人に誘われ、携帯電話のカードゲームサイトに登録したところ、高額な料金を請求された。どうしたらよいか？ 画面には10万円以上は利用できないと表示された。
こういった内容が、結構な件数発生しているんでしょうねえ。
【報道記事の内容】
先日、SNS各社の提供するソーシャルゲームコンテンツが違法に当たるとして、報道各社は消費者庁が中止を要請すると報じましたが、これに対して消費者庁は、記事の内容を否定しております。
報道記事によりますと、
「GREE（グリー）やMobage（DeNA）のコンプリートガチャについて、消費者庁が景品表示法（景表法）で禁じる懸賞に当たると判断し、近く見解を公表。
ゲーム会社にこの手法の中止を要請し、応じない場合は景表法の措置命令を出す方針」
とされました。
しかし、名指しされたグリーやDeNAではいずれも、消費者庁側から要請はなく、コメントできないとの立場を取っており、グリーでは、「仮に要請があるとすれば、真摯に対応したい」とコメントするに留まっております。
両社の株式は、現在売り注文を集めてしまい、いずれもストップ安の状況です。
【消費者庁のコメント】
消費者庁において景品表示法など、法律関連を管轄する表示対策課では、今回の報道について否定的なコメントをしております。
「結論を出していない段階で、予断で話すことは避けたい。
ソーシャルゲーム上のガチャなど、それ自体が直接景表法上で問題が生じる対象になることではないと思う。
手法については場合によっては景品に当たるということも考えられる。
考え方を整理し、考えを示すことが必要なのではないか。
検討が始まった段階。
中止要請や措置命令などは何も決定しておらず、そういった考えもない。
事業者名を出したこともない。」
とのこと。
【やまもといちろう氏 ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役】
「まあ、消費者庁が一呼吸おくとしても本丸のガチャへの規制は先駆けて検討している段階でしょうから、今月中は猶予期間という方針には変わりないんでしょうね。
『記事内容とは異なる』と書いてはおりますが、読売新聞の記事にも「業界団体へ通知する方針」としか書いておらず、懸賞にあたるという判断は変わらないでしょうから着手時期も検討が終わり次第、業者直接ではなくまず業界団体へ通知というのは本筋は変わらないでしょうね。」
シリーズモノは揃えたくなるのが人情です。
揃うまでくじを引き続けるのも人情です。
でも、程度の問題、金額の問題はありますね。
いずれ規制という流れは変わらないんでしょうね。
【4月24日福嶋消費者庁長官記者会見要旨】
http://www.caa.go.jp/action/kaiken/c/120424c_kaiken.html
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