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R・A・ディッキー ナックル 靭帯 動画 [趣味とスポーツ]



R・A・ディッキー  ナ・リーグ サイ・ヤング賞投手候補に!

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MLBも前半戦が終了し、オールスターゲームが行なわれます。
2012年シーズン前半、全米中に最も衝撃を与えたピッチーといえば、ニューヨーク・メッツのR.A.ディッキー(37)です。

今季ハーラートップタイの12勝1敗(防御率2・40、奪三振123)で球宴初出場を決めたディッキー投手ですが、昨季までメジャー9年で41勝50敗、防御率4・34 という凡庸な戦績。
そして波瀾万丈の連続でした。

テキサス大出身で1996年にレンジャーズに1位指名されましたが、なんと健康診断で右ひじの靱帯がないことが判明。
81万ドル(当時8100万円)の契約金は、7万5000ドル(750万円)に引き下げらるという波乱のスタートでした。
2001年にメジャーデビューしましたが芽が出ず、長くマイナー暮らし。
妻とも離別し、自殺を考えたこともあったという低迷が続きます。

ディッキーはじん帯がなく、速い球が投げられないため、スプリッター(SFF)を決め球にするピッチャーでした。
しかしそれではメジャーに定着することができず、ディッキーは『ナックルボール』を習得すべく、マイナーから再出発します。

ところが2006年4月6日、ナックルボーラーとしてメジャーに復帰した試合でメジャーワースト記録に並ぶ1試合6被本塁打と打ち込まれ、再びマイナーへ。
2009年までのディッキーは、メジャーとマイナーを何度も往復しながら、メジャーで通算22勝28敗・防御率5.43という平凡な成績しか残せませんでした。

それでも次第に精度を高め、10年にメッツにマイナー契約で拾われて11勝9敗、11年は8勝13敗を挙げると、今季ここまでブレークするとは本人も予想していなかった大躍進が続きます。
ナ・リーグの最多勝争いでトップに立ち、早くもシーズン自己ベストに並んでいます。

殿堂入りのフィル・ニークロを筆頭とした過去のナックルボーラーと比べると、ディッキーは明らかに違う特徴を持っています。
一般的なナックルボーラーの球速は平均時速70マイル(約112キロ)程度ですが、ディッキーは80マイル(約128キロ)以上。
いわば『高速ナックル』です。

「R・A・ディッキー 高速ナックル」 まるでスライダーのようですね 


投げた本人ですら、どこにボールが行くのか分からないほどコントロールの難しいナックルを、ディッキーは巧みに操ります。
現在、ディッキーは105イニングを投げて106奪三振に対し、フォアボールはわずか24個。
ワイルドピッチも、6月24日のニューヨーク・ヤンキース戦の1回のみです。
さらに、ナックルボーラーは盗塁を狙われやすいのですが、ディッキーは今シーズン、まだ2回しか盗塁を企てられず、ひとつも盗塁を許していません。
過去の歴史とまったく異なるナックルボーラーです。

毎回「禅の気持ち」でマウンドに立つというディッキー。
これまで最も賞に縁遠かった男が、後半もこのままの勢いを続けるようなら本物のサイ・ヤング賞も夢ではなくなります。



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